インクルーシブ・パブリッシング・ニュースレター2026年8月号
2026-09-08 15:21:36
DAISYコンソーシアムが運営するInclusive Publishingウェブサイトの2026年8月ニュースレターの翻訳を掲載します。
アクセシブルな出版に関する最新情報をお届けする「インクルーシブ・パブリッシング ニュースレター」8月号へようこそ。皆様からのご意見・ご感想、またこの定期ニュースレターをより皆様にとって有益なものにするためのご提案を、ぜひお寄せください。
最新ニュースと記事
ボーン・アクセシブル:修正コストを二重に支払うのをやめる方法
私たちは朝起きると、ベッドから出る前にまずカレンダーを確認します。また、家電製品を2つ買わずに済むよう、1台で2つの機能を備えたものを購入します。日常のあらゆるささやかな工夫は、同じことを2度繰り返さないための試みなのです。
Milena Risi氏は、ワークフローにおける画像説明に関する記事の中で、こうした日常の工夫を引き合いに出し、シンプルでわかりやすいアドバイスを提供しています。通常、画像は発想され、選定され、描かれ、本文の中に配置されます。しかし数か月後、制作段階になって誰かが振り返り、「この画像は何を伝えようとしていたのか」を確認し直さなければならない状況が発生します。同じことを2度繰り返すのはやめましょう。
電子書籍アクセシビリティ向けのONIXコードリスト196の改訂
EDItEURは「ONIX for Books」コードリストの第74号をリリースしました。その中でリスト196(EPub accessibility details:EPUBアクセシビリティ詳細)の見出しと注記の改訂が行われました。この改訂により、さまざまなコードが明確になり、用語がより最新の状態に更新されています。
訳者注: ONIX for Books と List 196(コードリスト196)について
ONIX for Booksは、出版業界において書籍や電子書籍の書誌・商品情報を電子交換するための国際標準規格(XMLベース)です。その中の「List 196」は、電子書籍(EPUB等)のアクセシビリティ情報(読み上げ対応、代替テキストの有無、WCAG準拠レベルなど)を表現するための専用コード集です。
アクセシビリティのためのパートナーシップ:出版社向け概要
アクセシブルな出版ワークフローを構築する際、コンテンツ制作の重要なフェーズにおいて外部の専門業者(パートナー)との連携が必要になるケースは少なくありません。ボーン・アクセシブルなコンテンツの制作を支援するために利用できる専門知識は数多く存在します。当サイトのベンダー紹介記事では、出版ワークフロー内でアクセシビリティを確実に担保するために活用できる、主なベンダーのカテゴリー(分類)について概要を解説します。
EPUBアクセシビリティ1.2 解説書の草案を公開
W3Cの出版メンテナンスグループ(Publishing Maintenance Group)は、「EPUBアクセシビリティ1.2 解説書 (EPUB Accessibility 1.2 Explainer)」ドキュメントのグループノート草案をリリースしました。本ドキュメントは、「リフロー型EPUB出版物に対するEPUB Accessibility 1.2のアクセシブルな出版物の適合要件を理解し、評価する方法についての情報」を提供するものです。DAISYコンソーシアムのスタッフもこのドキュメントの作成に不可欠な役割を果たしました。詳細については、EPUB Accessibility 1.2 Explainer草案ノートをご覧ください。
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新たなアクセシビリティ関連法、テクノロジー、そしてベストプラクティスは、世界の出版のあり方を急速に変えています。こうした変化に対応するのは容易ではありませんが、DAISYコンソーシアムは最先端のツール、業界ニュース、助言を通じてこの変革を主導し、常に皆様の傍らに寄り添っています。
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私たちの活動に価値を感じていただける場合は、ぜひDAISYへのご支援をご検討ください。出版社が法規制を遵守し、読者が自立して読書を楽しめる環境を守るためのリソースを維持・保護することにつながります。
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今後のイベント
9月
- NNELS ウェビナー:アクセシブルなフォーマットと代替フォーマット(9月10日)
- アクセシビリティとインクルージョンのためのライティング(9月15日&22日)
- アクセシブル・パブリッシング・コンファレンス:インクルージョンの新たな章を紡ぐ(9月17日)
- #id24 2026(9月24日)
10月
- M-Enabling Summit(10月5日~7日)
- フランクフルト・ブックフェア 2026(10月7日~11日)
- Creative Pro デザイン&アクセシビリティ・サミット 2026(10月20日~23日)
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インクルーシブ・パブリッシング・パートナー紹介
インクルーシブ・パブリッシング・パートナーであるNNELSは、「2027 Accessible Reading Symposium(アクセシブル読書シンポジウム2027)」を2027年2月10日~11日に開催することを発表しました。登壇者および発表希望者は、シンポジウムで詳しく探求したいテーマについての提案書を提出フォームを使用し提出するよう呼びかけられています。特に、アクセシブルな読書領域における専門知識や関心をお持ちの方からの提案を歓迎しています。
[[ インクルーシブ・パブリッシング・パートナーについて ]]
リンクとリソース
- AIとアクセシビリティ:可能性、限界、そして人間の専門知識の重要性(Testlio、Helen Burge氏)
- あなたの組織の取締役会はアクセシビリティ・ガバナンスを適切に行えていますか?(Tetralogical、Leonie Watson氏)
- リリースを止められないとき:アクセシブルでないリリースに対処するための開発者ガイド(Intopia、Nathan Ortiz氏)
- 電子書籍におけるARIA:それは理にかなっているか、そうであるならいつ使うべきか?(Monika Zarczuk-Engelsma氏)
- 開発者のアクセシビリティ実践に関する調査(博士課程研究アンケート)
- スマート・ライブラリー:韓国におけるAI活用(DAISY記事)
良い友人になりましょう
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翻訳は以上になります。何かお気づきの点がございましたら、jdc★atdo.jp(★を@に変えてください)までご連絡ください。 K.K